私の意見はさておき、本題に戻りましょう。
同書には、すべて紹介してしまいたいくらい、ユニークなエピソードがいっぱい詰まっていいます。
前回紹介した自殺予防因子「その一 いろんな人がいてもよい、いろんな人がいたほうがよい」という、いわゆる「多様性を重視する」傾向を伝える話としては、現在でいうところの中高を卒業した年頃の主に男子が入る江戸時代発祥の相互扶助組織についても書かれていました。
こうした相互扶助組織はかつてあちこちに見られました。でも、他の地域は状況は旧海部町とはかなり事情が異なっています。簡単に言うと、他の地域では先輩後輩の上下関係が厳しかったり、さまざまな規則があったりするかなり窮屈な組織でした。


