猫を見ていて考えたこと(1/5)

2019年5月29日

猫とはまったく関係なさそうな話ではじまってすみません。少しだけおつきあいください。

ここ10年くらい、よく耳にするようになった言葉に「自立」があります。
とくに福祉や教育、医療など、本来、何よりも「支援」や「助け」が必要な方が多くいる分野ほど、よく聞くようになりました。

「自立」に関した政策等がいっぱい

たとえば2006年には障害者自立支援方が施行されたのを受け、以前は身体障害者福祉法に基づく「更生医療」、児童福祉法に基づく「育成医療」、精神保健福祉法に基づく「精神通院医療費公費負担制度(32条)」と、違う法律で規定されていた障害者医療費公費負担が、自立支援医療制度に一元化されました。

厚生労働省ではひとり親家庭の経済的自立を助けるための母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業がはじまりましたし、不良行為をしたり、するおそれがある子どもや、生活指導を要する子どもが入所または通所する教護院は児童自立支援施設へとネーミングが変更になりました。

また、かつては母子寮と呼ばれた母子生活支援施設や、自立援助ホームでもそれまで以上に「自立」というキーワードが多様され、教育の世界では「ちゃんと自立できる人間を育てる」ことが良しとされ、ハローワークでは早期自立に向けた早期就労が目標とされます。

・・・と言うように、例を出すと枚挙にいとまがありません。

皮肉なことに自立が難しい昨今?

支援や教育、福祉や医療はお金がかかります。

だから「早く自立して欲しい」という政府の思惑も分かります。しかし皮肉なことに、政府が「自立」「自立」と言えば言うほど、皮肉なことに自立が難しくなる人が増えてるような気がするのです。

その背景には、たとえばよく言われるように非正規雇用の増加で経済的な自立が難しいということがあります。また、いったんニートの状態になるとそこから抜け出すのが難しく、年を重ねてもニート状態の人が減らないということもあるでしょう。

今やひきこもりは推計約70万人(ガベージニュース)とも言われているそうです。(続く…

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