「自分はここにいていいんだ」と思えるような社会を!

2019年5月29日

 新年あけましておめでとうございます。

 早いもので、このブログが始まってから今年で4年。
 皆様にこうして新年のあいさつをさせていただくのも4回目となりました。

 昨年は、このブログを書かせていただいきたおかげで、地域猫・ミーちゃんの話が本になり、『迷子のミーちゃん 地域猫と地域再生のものがたり』(扶桑社)として出版されるというビックリするような出来事がありました。

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 さらに年末には、au公式サイトで、ペット好きのための電子書籍を扱っている「PET☆STAR=」から電子書籍としても販売されるというニュースが飛び込んできました。

 どれもこれも、こうした機会を私に与えてくださった大勢の方々のおかげだと思います。
 本当にありがとうございました。

教えていただいたことの集大成

 ミーちゃんの本は、今まで私が出会ってきた生きづらさを抱えて苦しんでおられるクライアントさんや、おとなに頼ったり甘えたりしながら子どもらしく生きる時間を奪われている子どもたち、それらの問題を解決する手段となる子どもの権利条約を通して知り合った仲間たちから教えていただいたことの集大成です。

「世界的にはまだまだ豊かな日本で、なぜこんなに自殺する方が多いのだろう」
「子どもが身近なおとなと愛着関係を持ちながら成長することがなぜ難しいのだろう」
「どうして“自立”という就縛から、みんな逃れられないのだろう」
etc・・・。

 そんなさまざまな疑問を持ちつつ、右往左往しながら20年近く考えてきたことが、ほんの少しだけでですが、カタチになったように思います。

 これからもみなさまにたくさんのことを教えていただきながら、どうしたらすべての人が「生まれてきて良かった」「背伸びなんかしなくても、自分はここにいていいんだ」と思えるような社会をつくっていくことができるのかを考えていきたいと思っています。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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Posted by 木附千晶