これこそSDGs?!(1)
最近、やたらと耳にすることが多くなった「SDGs」という言葉。Sustainable Development Goals・・・つまり、持続可能な開発目標のこと(外務省)。
政府や自治体、大企業も、こぞってこの言葉を発し、「環境に優しい」とか「だれひとり取りこぼさない」などと言っては、目標などを掲げています。
スローガンが一人歩きしてるだけ?
もちろん、悪いことだとは言いません。持続可能な社会になることは大賛成です。
だけど、たとえば廃棄ゴミを減らすと数値目標を示したり、「貧困をなくそう」というスローガンが一人歩きしているだけのような気がしてしいました。
もっと言えば、「表面上やっているフリをしたいだけじゃない?」という気持ちがしていたのです。
何しろ、アベノミクスに代表される政府の政策が貧困格差を広げているのは紛れも無い事実です。環境に配慮するといいながら、原発の増設が検討されているのも事実です。
こうした政府と一体化して大企業の内部留保も止まりません。格差もどんどん広がっています。
そんな、ちょっと引いた目でSDGsばやりを見ていたのですが、夏休みに愛犬と一緒に行っていた宮古島で「もしかしてこれこそ本当のSDGsでは?」と思うことがありました。
自然な循環システム
そんな苦境を知った宿のご主人夫婦は、「いっぱい買い置きしすぎて水が余ってるから」と2リットルのペットボトルを10本以上、分けてくれました。
朝になると、「牛乳、飲む? スーパーの棚は空だったでしょ。近所の施設で余ったって聞いて取りに行ってきたんだ」と、半分に切ったフランスパンとおそらく自宅分をカットしたのであろうバターと一緒に届けてくれました。
なるほど。フランスパンもバターもまるまる1つもらっても困ります。余るくらいなら「半分こ」と、物を無駄にしない、循環させるシステムができあがってる気がします。