米軍基地とオミクロン(2)

オスプレイ

だれが考えても、「感染拡大の大きな起因の一つが米軍基地であることは間違いない」(玉城デニー沖縄県知事:『東京新聞』22年1月8日)という気がしますが、日本政府は同記事でも「コメントは控えたい」(松野博一官房長官)などと、関連性を認めていません。

山際大志郎経済再生担当相に至っては、「因果関係だけ逝っても、感染拡大防止につながらない」(同記事)という、びっくりするようなコメントまでしています。

原因を突き止め、そこを改めることは、感染症拡大防止の基本ではないでしょうか。


本当に同盟国?

政府が及び腰になる背景には、「日米同盟がある」と言われますが、米軍に対して及び腰の日本政府、穴だらけのコロナ対策、それらを見越した米軍の横柄ぶりからは、「日米関係は、本当は同盟関係ではない」ことを明らかにしてくれています。

辞書によると、「『同盟』とは、個人・団体または国家などが、互いに共通の目的を達成するために同一の行動をとることを約束すること。また、それによって成立した関係」だそうですから。

止まない暴行事件

兵隊

過去にも、米兵・米軍の横暴ぶりは度々事件を起こしてきました。たとえば、止まない女性への暴行事件です。

ほんの少し、ネットで調べても「米兵の性犯罪、途切れぬ年表 『とっくに完結のはずが』」
『朝日新聞デジタル』2020年10月22日)ほか、沖縄の人たちが米軍の犠牲になってきたのかがよく分かる記事がずらっと出てきます。

日本政府への憤り

こうした事実を目の前にして、果たして米軍は「互いに共通の目的を達成するために同一の行動とる約束をした仲間」と呼べるでしょうか。

こうした米兵による事件が起こるたびに、報道を見るたびに、憤りを感じるのは米軍に対してではなく、日本政府です。

米軍は日本から出て行って欲しい

辺野古米軍基地内でのクラスター発生や、特権的地位である米兵の傍若無人な態度、「お願い」するしかない日本政府に対して、全国知事会も日米地位協定の抜本的見直しなどを提言してきました。

しかし、それでは生ぬるいと思います。

私たち国民、基地周辺で暮らす人々、とりわけ沖縄の人々にとって、米軍いることで得られるものよりも、その脅威と不利益のほうがはるかに大きいと言わざるをえを得ません。

この際、米軍には日本から、出て行って欲しいと思います。国民を危険にさらす基地など、金輪際いりません。

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Posted by 木附千晶