コロナが子どもにもたらすものは(1)

テレビゲーム

 国立成育医療研究センターが行っている「コロナ×こどもアンケート」の第3回目の結果報告書が発表されました。
 全国の子ども2,111名、保護者8,565名、計10,676名から回答があった第3回目の報告の主な内容は以下のようなものです。

①(勉強以外で)テレビやスマホ、ゲームなどを見る時間が1日2時間以上のこどもは42%で、2020年1月と比べて41%が増えた。
②直近一週間で学校に行きたくないことが「ときどき」あったのは19%、「たいてい」が5%、「いつも」が7%。
③「家族が、コロナに関連して家での生活を変える理由をわかりやすく教えてくれるか」への回答は、「全くない」が10%、「少しだけ」が12%。
④「教師がコロナによる生活の変化に関連した考えを(あなたが)話せるように、質問したり確かめたりしてくれるか」への回答は、「全くない」が10%、「少しだけ」が12%。
⑤何らかのストレス反応がみられたこどもは、全体の73%。


増えた不登校

 日本教職員組合の調査(8月末から9月中旬、全国の小中高校や特別支援学校計1152校から回答を得た)でも、22.7%が不登校や保健室登校などの子どもが「増えた」と回答したそう。

 自由記述では「生活リズムが乱れているのか、遅刻も増えている」「体調不良を訴える子どもが増えた」との声が寄せられたと言います(『東京新聞』20年10月23日)。

一斉休校の代償
 
休校

 当たり前だった日常が様変わりしたのですから、子どもたちがストレスを抱えないはずはありません。

 なかでもはやり、何ら根拠のないまま断行された一斉休校の影響は大きかったのではないでしょうか。

東京新聞 TOKYO Web』(20年11月1日)は、「子どもの感染場所は家庭が約8割で、学校や保育園・幼稚園は約1割だった」という、日本小児科学会の調査を報じました。「今春の小中学校の休校時期だけでなく、学校が再開していた8月以降も同じ傾向で、休校の効果には限界がある」(同記事)そうです。

 同記事では、休校明けに子どもたちの体力が落ちたとして、体育の授業で走るとすぐに疲れてしまう子ども、自身の50メートル走のタイムの遅さに驚く子ども、授業中の集中力低下、休校期間中にゲーム漬けになったり、登校しぶりや親子げんかの増加についての指摘がありました。

 調査を担当した聖マリアンナ医科大の勝田友博講師が「小児は新型コロナに感染しにくいという報告がある。一斉休校はデメリットも多く、今後は慎重に判断するべきだ」との見解を語っていました。

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