猫を見ていて考えたこと(2/5)

2019年5月29日

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なぜそんなことになっているのか? もちろん、理由はひと言で言えるほど単純ではないでしょう。

乱暴な物言いをする方の中には「最近の人間は弱くなった」とか「どんな社会でもがんばればチャンスはある」などとおっしゃる方もおられます。

「今の若者は甘えている」とか「苦労をしないからひ弱になった」などという声も聞こえます。

もし、百歩譲ってそれが当たっているとしても、次にはまた新たな疑問がわいてきます。

「なぜ最近の人間は弱くなったのか」「どうして甘えた若者が増えたのか」「チャンスをつかめむようなチャレンジ精神が希薄なのか」ということです。

「自立」への準備・訓練は進んでいるのに

人間・・・いえ、人間を含むあらゆるほ乳類に「強さ」や「チャレンジ精神」をもたらしてくれるものは何なのでしょう?

今、私たちの社会では小さいうちから「自分の足で立てる人間になる」ための教育や養育が推奨されています。

今の子どもたちを見ていると、常に「何か秀でたものを見つけよ」と尻を叩かれ、物心がつくかつかないかのうちから「将来に備えろ」と勉強や習い事に連れ回され、「だれにも頼らず、自分ひとりで生きていける人間たれ」と叱咤激励されています。

一見すると、それこそ産まれた瞬間から「自立」に向けた準備・訓練が始まっており、十分すぎるくらい行われているようにも見えます。

ところがそれにもかかわらず、「自立」が難しい人が増えている・・・この奇妙な現象をいったいどんなふうにとらえればいいのでしょうか?

猫がくれた答え

その答えを、私は最近、我が家にやってきた「弱くて」「おどおどして」「チャレンジ精神がない」ような、飼い主のいない猫から教えてもらいました。

いえ、以前から思ってきたことではあるのですが、その猫を見ていて確信したのです。(続く…

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