新年のご挨拶にかえて(1/2)

2019年5月29日

新年、あけましておめでとうございます。

今年もまた、さまざまな思いをこのブログでお伝えしていきたいと思いますので、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

高支持率の新内閣

年末に新内閣が登場し、世の中は安倍晋三首相への期待感があふれています。いくつかの内閣支持率調査を見ましたが、どれも60%を超える高い支持率でした。だいたい新政権発足時には高く、次第に下がっていくのが常ですが、それにしても高い数字です。

民主大敗に終わった前回の選挙。それを受けての自民圧勝の背景には、安倍首相の「日本を、取り戻す」というCMの効果があったという指摘がありますが、こうしたCMの余韻が支持率にも影響を与えているのでしょうか。

自民党の選挙CMの分析

『東京新聞』のこちら特報部では立命館大の東照二教授(社会言語学)は「人間が物事を認知する仕組みは基本的に直感的、感覚的で、繰り返されるものに反応する性質がある」と説明した上で「くどくどと政策を説明するのではなく、短いフレーズを効果的にリフレインする手法。有権者に分かりやすく新鮮な印象を与え、有権者の投票行動に結び付きやすかったのでは」と分析しています。

また、CMの中で「取り戻す」と言っているはずの安倍首相の言葉が「とりもろす」にしか聞こえない部分があったことも、親しみやすさや、きまじめなイメージにつながると選挙プランナーの野沢高一氏は指摘しています。

さらに京女子大学の李津娥(イージーナ)教授(広告・メディア論)は、この「取り戻す」の意味に注目。
「有権者それぞれが思い描く『日本の良かった時』のイメージを持ちやすい」と言うのです。(続く…

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Posted by 木附千晶