新年のご挨拶にかえて(2/2)

2019年5月29日

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確かに自民党という党自体に、安定感や安心感を覚えるという気持ちは理解できます。戦後、長い間、与党として日本をひっぱり、高度経済成長時代をもたらしたのは自民党です

がんばればがんばった分だけ報われたあの時代。
努力すれば夢が叶うと信じられたあの時代。
だれもが学校に行けさえすればそれなりの学力を付けられたあの時代。
文句を言わず、上に逆らわずに従っていれば、それなりに出世できたあの時代。
社会からはみ出るような行為をしなければ、何らかのおこぼれにあずかれたあの時代。

「そんなあの頃に戻りたい」という郷愁に似た思いは私も同じように持っています。

しかし、こうした自民党がつくってきた施策、社会の先に「今」があることも真実です。民主党が破壊したものも大きかったとは思いますが、安倍首相がCMで語った「豊かな教育を受け、誰もが安心して生活できる」日本とは違うところに国を導いてきたのも自民党でした。

イメージだけでの支持は危険

その現実を忘れ、イメージだけで支持をするのはやはりとても危険なのではないかと思います。
そして以前の安倍首相政権下で、安倍首相が取り組んだ施策の数々をみれば、再びの政権掌握によってもたらされるのがはたして「豊かな教育を受け、誰もが安心して生活できる」日本なのかは疑問です。

甘言に乗せられず、イメージにまどわされず、真実を見極める目を磨きながら、本年もこのブログを続けていきたいと思っています。

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Posted by 木附千晶