国連傍聴ツアーに行ってきました!(1/6)
5月27、28日にスイスのジュネーブにある国連で開かれた子どもの権利条約に基づく第三回日本政府報告書審査の傍聴に行ってきました!
もちろん、「子どもの声を国連に届けるプロジェクト」(略称「届ける会」)の子どもたちも一緒です。
第二回目のときとは異なり、国連側の事情で入場制限が行われたため、ずーっと審査を傍聴するという「国連三昧」とは行きませんでした。
でも、フリーな時間が多かったため、ヨーロッパアルプスの最高峰・モンブラン(フランス)まで足を延ばしたり、ジュネーブ市街を散策して、宗教改革の旗手・ジャン・カルヴァンで有名なサンピール大聖堂で敬虔な雰囲気を味わったりすることができました。
国連審査が終わったあとは、オプショナルツアーにも参加。わずかな日程ではありましたが「食文化から豊かな暮らしを考えるトスカーナスローフードコース」で選んだイタリアも訪問。
めまぐるしいほど忙しいスケジュールではありましたが、ヨーロッパのゆったりした時間を体一杯に浴び、気分的にはかなりのんびり。命の洗濯ができました。
まるで「毎日がバカンス!」
また、イタリアでは素敵な日本人ガイド・五十嵐陽子さんとの出会いもありました。
五十嵐さんは、フィレンツェ県公認ガイドのライセンスを取得された方。イタリア好きが高じてフィレンツェに移り住み、ワイン好きが高じてソムリエになったという五十嵐さんがガイドするわけですから、ゆったりとしたイタリアの魅力が凝縮されたような内容でした。
ジュネーブでは「5週間のバカンスは当たり前」とか「だれもがきちんと暮らせるだけの給料が最低限確保されている」「高速道路は無料だからみんな気軽に出かけられる」と聞いて驚いたのですが、イタリアのトスカーナ地方は風景から空気から人のやりとりから・・・何もかもがゆったりのんびり。まるで「毎日がバカンス!」のような場所なのです。
「イギリスの人気歌手スティングが移り住んでいる」と聞きましたが、その気持ちが分かります。
イタリア政府からの援助で
その牧歌的な風景&文化を守り続けるために、イタリア政府(か県?)はさまざまな援助や規制をしているそうです。
たとえばトスカーナの土地はかなり高額で、なかなか買うことができません。そして田らしい建物を建てるにも規制が厳しく、空き家になった家を修復して住むのが基本とのこと。
また、オーガニックにこだわり、自然エネルギーを利用したアグリツーリズモという滞在型のワイナリーでは、「その運営に政府が補助金を出しているため、アグリツーリズモの負担が軽減されている」との話も!!
とにかく「開発」にしかお金を出したがらない日本政府とはなんたる違い!(続く…)
※写真はサンピエール大聖堂側の路地とアグリツーリズモで訪れたワイナリー