いじめ自殺(3/3)
2019年5月29日
こうした“励まし”のアピールを読んで、みなさんはどう思いますか。
アピールに書かれているようなことができるならば、自殺する子どもなどいるでしょうか。もし「自分を受け止めてくれる」と信じられる人がいれば、子どもは自然に悩みを打ち明けるはずです。「自分は支えられている」と思えるならば、支えてくれている人に、当然、相談するでしょう。
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「助けを求めれば救ってくれる人がいる」と信じられるならば、自ら命を絶つ必要などないのです。
子どもが自殺していくのは、自分のすべてを受け止め、支え、助けてくれるおとなが周りにいないからです。絶望した子どもは、孤独の中で自殺するしかない状況に追い込まれているのです。
そんな子どもを取り巻く現実と、そうした現実をつくり出している社会の問題について、アピールの真意に迫りつつ、次回から書いていきたいと思います。
Posted by 木附千晶
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