いじめ自殺(1/3)
2019年5月29日
「生まれかわったらディープインパクトの子どもで最強になりたい」
そんな言葉を残して福岡県筑前町の中学2年生の男子生徒(13歳)が自殺したのは先月11日。
以来、北海道滝川市や岐阜県瑞浪市などでも、いじめを物語る遺書を残して小中学生が自殺していたことが分かり、子どもたちのいじめ自殺が大きく取り上げられています。
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今月6日には、いじめを苦にした自殺を予告する手紙が伊吹文明文部科学大臣に届きました。伊吹文科相は、手紙の差出人に対し
「命はひとつしかないものだし、自分だけのものではない。君が生まれた時はお父さん、お母さんが君の命を腕の中に抱きとってくれたわけだから、誰かに必ず気持ちを正確に伝えてください。世の中は君を放っているわけじゃないことを理解してほしい」
と呼びかけると同時に、
「思い当たる人たちがそれなりの対応を取れば命が救われる可能性がある」
として教育委員会などに適切な対応を求めました。(続く…)
Posted by 木附千晶
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