A World Fit for Us(私たちにふさわしい世界)(2/3)
ここに世界153カ国から集まった404名の子どもたちがおとなの世界に向けて出した「A World Fit for Us(私たちにふさわしい世界)」という宣言があります。2000年5月に開かれた「国連子ども特別総会」で、子どもだけの会議を開いて考え、発表したものです。
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私たちは世界のこどもです。でも、世界は私たちを搾取、虐待し、ストリートチルドレンにし、戦渦に投げ込んでいます。 私たちをエイズの犠牲にし、エイズで親を奪い、質の高い教育や生存を保障してくれません。
そう、世界は、政治、経済、文化、宗教そして環境といったあらゆる面で、私たちを差別し、その犠牲にしているのです。
これまで私たちの声には耳を傾けようともしませんでした。でも、もう黙っていられない。私たちの叫びを聞いてください!!
私たちにふさわしい世界は、すべての人にふさわしい世界です。私たちの存在が問題を引き起こしているのではなく、私たちの存在は、問題を解決するために欠くことの出来ない力になるのです。
私たちには意志があり、感じる力があり、熱い想いがあります。
私たちは、生まれや育ちは違っても、共通の現実を分かち合っており、すべての人がより幸せになる世界をつくりたいという強い決意でひとつに結ばれているのです。
おとなたちは、私たちを“未来を担う人”と言いますが、でも、私たちは、“今を生きている人”でもあるのです。
そう、世界は、政治、経済、文化、宗教そして環境といったあらゆる面で、私たちを差別し、その犠牲にしているのです。
これまで私たちの声には耳を傾けようともしませんでした。でも、もう黙っていられない。私たちの叫びを聞いてください!!
私たちにふさわしい世界は、すべての人にふさわしい世界です。私たちの存在が問題を引き起こしているのではなく、私たちの存在は、問題を解決するために欠くことの出来ない力になるのです。
私たちには意志があり、感じる力があり、熱い想いがあります。
私たちは、生まれや育ちは違っても、共通の現実を分かち合っており、すべての人がより幸せになる世界をつくりたいという強い決意でひとつに結ばれているのです。
おとなたちは、私たちを“未来を担う人”と言いますが、でも、私たちは、“今を生きている人”でもあるのです。
訳:国連特別総会日本政府代表団顧問 福田雅章
(『こどもの権利条約「絵辞典」』46頁:木附千晶・福田雅章・森野さかな/PHP)(続く…)