子どもの声を国連へ!
“はず”と書いたのは、原則は5年に1回の報告書提出そして国連審査なのですが、政府や国連の事情が重なり、なかなかそうはならないからです。前回(2018年)は、あまりにも間が空いてしまったため4・5回合同の審査になりました。そして、今年で7年が過ぎようとしています。
日本が子どもの権利条約を批准したのは1994年。それから計4回の審査しか受けていないことからも、日程が延び延びになりがちなのがよく分かるかと思います。
次回の国連審査に向けて
そんな予定が読めない国連審査ではありますが、そろそろ本腰を入れて、政府とは違う立場で、日本の子どもをめぐる現状を国連に届ける報告書(カウンターレポート)の準備にとりかからねばなりません。
今回からは新しい簡易手続きに則って一連の審査が行われる予定なので、いろいろと勝手も違います。
今、何よりも集めたいのは子ども自身が書く『子ども報告書』です。おとなが各報告書には字数制限がありますが、『子ども報告書』には字数制限がありません。だれでも、いくらでも、自分の思いや願いを国連へと届けることができます。
日本の学校は不思議ワールド
日本の学校は不思議ワールドです。
「どうして授業のたびに、『起立』や『礼』をしないといけないの?」
「思うことを普通に口にしたら、『うるさい』と言われるの?」
「なんで制服があるの?」
「塾や習い事を頑張らないといけないの?」
「家で使いもしない教科書やタブレットを学校に置いて行ってはいけないの?」
学校にはたくさんの謎や疑問が山積しています。
子どもの権利条約が後退している現実
そして、批准30年が過ぎたこの日本で、子どもの権利条約がまったく根付かず、ただの“お飾り”になってる事実や、もっと言えば後退してしまっている現実について、このブログで書いていきたいと思っています。