『子ども報告書』ができました!(1/7)
おとなたちが国連「子どもの権利委員会」に提出した報告書に引き続き、「子どもの声を国連に届けるプロジェクト」(略称「届ける会」)も、3回目になる「子ども報告書」を完成させました。
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「子ども報告書」完成までの長い道のり
思えば第3回目の「子ども報告書」ができるまでの道のりは長い長いものでした。
前回、国連での審査が行われたのは2004年1月。帰国後、「届ける会」の子どもたちは、国連でのプレゼンテーションのことや、「子ども報告書」を報告する会など、あちこちに呼ばれ、息つく間もない忙しさでした。
そんな疲労困憊状態から子どもたちが抜けだし、「自分たちと同じように国連に子どもの声を届ける子どもたちを募ろう」と、「届ける会06」を立ち上げたのが3年半ほど前。
でも、それまでに集めたカンパは、第2回めの「子ども報告書」づくりと、国連への旅費にほとんどが消え、プレゼンテーションした子どもたちのうち、半数は“新しい自分の道”に向けて旅立っていました(もちろん、旅だった子たちも「届ける会」の仲間との付き合いは続いていましたがなかなかその集まりに顔を出すことが難しくなっていました)。
全国の子どもたちの声を集めたい!
仲間もお金も減っていく中で、残ったメンバーが抱いた野望。それは「第2回めよりもっともっと広い範囲の、全国区の子どもにも参加してもらうこと」でした。
第2回目のときには、結局、関東近辺の子どもたちしか国連には行かなかったからです。
そして、その思いを実現すべく「子どもの声を国連に届けるプロジェクト」として新たに生まれ変わったのが一昨年のこと。
結果はみごと大成功。今回は東北から関西までの広い地域にわたる「子どもの声」を集めて報告書にすることができました。(続く…)