コロナ不安と報道(1)

COVID-19報道

 ニュースを見ても、ワイドショーを見ても、インターネットを見ても、話題はコロナ、コロナ、コロナ・・・。

 それ以外にもたくさん大事なニュースはあるのに、うっかりすると見過ごしてしまうほど小さくしか報道されません。

 個人的にもっと知りたかった事件のひとつが京都アニメーション放火殺人事件です。ちょうど去年の7月に事件があったので、コロナがなければ今年7月にはその後の状況や被疑者の人となりなどが大きく報道されていたのではないでしょうか。

 同様のことが2017年7月に起きた相模原障害者施設殺傷事件についても言えます。気をつけて見ていないと、報道されたかどうか見落としてしまうほどでした。ご遺族の方が「忘れないで欲しい」と、事件の風化を訴えておられました。


コロナ一色でいいのか?

原発

 確かにコロナのニュースは重要です。世界的に感染が広がり、1800万人を超える感染者が数えられるなかで、注目されて当然のことだと思います。未だ薬が無い、ということが人々を不安へと駆り立てることも理解できます。

 しかし、一方で、「ここまでコロナ一色でいいのか」という気持ちが日に日に強まります。

 未だ収まらない放射能の問題も、各地で断続的に起こっている自然災害のその後の様子も、沖縄の基地問題も、日々ウォッチングしなければならないとても大事なニュースだと思うのです。

コロナ不安に陥れているのは

 もうひとつ気になっているのが、多くの人をコロナ不安に陥れているのは、この「コロナ一色に偏った報道」ではないか、ということです。

 私たちは繰り返し同じ映像を見せられたり、その危険性を繰り返し聞かされるたりすると、実際以上の恐れを感じ、実態の無い不安に人を駆り立てます。そしてこうした恐怖や不安は現実を見る目を曇らせます。

 東日本大震災のときがそうでした。いったい何百回、川を逆流してくる川津波の映像を見たことでしょう。真っ黒い海に呑み込まれていく家屋、車や家具などが水に浮かぶ映像、すっかり変わってしまった風景などは、私たちに大きな恐怖を植え付けました。

 このコロナ一辺倒の報道でも、同様のことが起きているような気がするのです。

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