日本礼賛と金メッキ(1/7)

2019年5月29日

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。引き続き、このブログにおつきあいいただけると幸いです。

年賀状について

みなさんはどのようなお正月を迎えられたでしょうか。年賀状はちゃんと12月25日までに出されましたか?

私は今年も秋頃から何かとあって、名簿整理さえできず、またまた年賀状をサボってしまいました。
「2年続けて」というのは初めてです。今は「どうにか寒中見舞いでも」と考えています。

とは言え、そもそも年賀状を出さない人も増えていると聞きます。メールやLINEなど便利なツールがいっぱいでき、日頃から手紙を書くという習慣そのものが無くなりつつあります。

「時間とお金をかけて、何年も会ってもいない人に出す年賀状なんて意味があるのか?」とおっしゃる人もいます。
確かに「そんな薄い縁なんて無いのと一緒」と考えることもできますね。

でも私は逆に考えています。小中学校の同級生や、大学時代のクラブの仲間、仕事をきっかけに出会った気の合う人・・・。時が経って生活が変われば、なかなか会う機会が無いこともたくさんあります。

けれども、みなかけがえのない人生のなかで出会い、同じ時を過ごした仲間です。忙しい毎日のなかで、なかなか会うこともままならないのであれば「せめて一年に一度のやりとりだけでも」と、年賀状の存在意義を感じています。

日本最古の年賀状は?

常日頃はいわゆる保守派なものを批判するようなことを書くことが多い私ですが、実はわりと日本の伝統的なもの、古いもの、昔からの習慣、文化・・・そんなものが大好きだったりするのです。

年賀状博物館によると、日本で「年賀の書状」が取り交わされるようになったのは、7世紀後半以降。その出し主は不明のようですが、平安後期に藤原明衡がまとめた往来物(おうらいもの・手紙文例集)「雲州消息」には、年始の挨拶を含む文例が収められていることから、少なくともこの頃には、貴族階級の中には、離れた所にいる人への「年賀の書状」が広まっていたと考えられているそう。(続く…

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Posted by 木附千晶