感情はもううざいし要いらない(1/8)
「感情はもううざいし要らない」
これは、つい最近、私が知ったBENNIE Kというユニット歌手の歌『モノクローム』の一説です。
びっくりするほど芸能情報にうとい私に、この歌のことを教えてくれたのは、「子どもの声を国連に届ける会」に参加している高校生でした。
「うちの妹が好きな歌」と紹介してくれたのです。
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パピーウォーカーとは
ところで、話はちょっと横道にそれるようですが、私が「絶対にできない」と思っていることのひとつに、パピーウォーカーというボランティアがあります。
パピーウォーカーは、将来の盲導犬候補の子犬を1年ほど預かり、育てるボランティアです。
その1年の間に、パピーウォーカーは家族の一員として、とにかくありったけの愛情を込めて子犬をかわいがります。
いろいろな場所に一緒にでかけ、驚いたり、喜んだり・・・そんなたくさんの経験を子犬にしてもらいます。
人間と何かをする楽しさを知ってもらうことで、子犬の中に「人間は信用できる」という人間との信頼関係を築きます。
この信頼関係が、その子犬が盲導犬となったときに「人間のために生きることは楽しい」と思え気持ちの基礎となるのだそうです(詳細は財団法人日本盲導犬協会 – パピーウォーカーについて)。
平常心では見られない子犬との別れ
たぶん、テレビのペット番組などで、パピーウォーカーの仕事を観たことがある人も多いことでしょう。
ドラマ化された『盲導犬クィールの一生』は、動物好きを大きな感動の渦に巻き込みました。
でも、私はどうも苦手です。
「今日こそはがんばって最後まで見よう」と決心するのですが、どうしても最後まで見られません。
見られるのは、パピーウォーカーとなった一家が楽しく子犬と過ごしているシーンまで。預かってから1年経ち、子犬を盲導犬協会に返す場面になると、もう、とても平常心では見ていられません。(続く…)