子どもの権利条約が生きた町(1/6)
先日、愛知県犬山市に行ってきました。名古屋から急行で30分程度のところにある人口7万5千人ほどのベッドタウンで、国宝の犬山城と8メートルもの巨大な出しが繰り出す犬山祭で有名な町です。
最近、この祭よりも犬山を全国的に有名にした出来事がありました。全国の自治体のなかで犬山だけが、今月24日に行われる文部科学省(文科省)の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)への不参加を明らかにしたのです。
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犬山は、1997年から独自の教育改革を行ってきた自治体です。その成果と自信が、今回の不参加の礎となりました。
そのユニークな取り組みは、たびたびメディアでも取り上げられていました。でも、いまひとつ実感がありませんでした。
ところが今回、自分の目で見て、耳で聞いてびっくりしました。「子どもの権利条約に基づいた学校づくりが行われれば、犬山みたいになる」という、子どもがキラキラ輝く教育が行われていたのです。(続く…)