今年も一年、ありがとうございました
はやいもので2019年も終わろうとしています。今年は、IFF相談室の閉室、別な場所での開業、そしてオフィシャルサイトの立ち上げとさまざまなことがありました。
その間、2月には敬愛する斎藤学医師の本を構成させていただき、12月には16年間連れ添った愛犬への思いと自らのペットロスの軌跡をたどった電子書籍も出版いたしました。
プライベートでは、新しい家族(ゴールデン・レトリーバー、現在4ヶ月)を10月末に迎えるなど、本当に慌ただしい年でした。
皆様にとっては2019年はいったいどんな年だったでしょうか。
「令和」の居心地悪さ
今年1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」は、新しい元号・令和にも用いられた「令」が選ばれました。
一説によると「令和」とは、「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味だそうですが、私はどうにもいい印象を持てません。
「令」という字には様々意味がありますが、はかんむりとひざまずく人の姿を現していることから「お上の意思に従う」という意味もあります。
2017年に流行語になった「忖度」に代表されるように、日本の現状を見ていると上から決められた規律・目標・目的に向かって、自らの意思とは関係なく、大勢に飲み込まれて「和する」ことを強制されているような居心地の悪さを感じてしまいます。
ケノンに恥じない一年に
大多数の流れとは相容れなくとも、ぶれてはいけない時があります。たとえ面倒くさい人になったとしても、言わなければならない真実があります。みんなが向かう方向が正しいとは限りません。長いものに巻かれてしまえば大切なものを無くしてしまうこともよくあります。
「どんなときも原点を忘れず、大切なものを見失わずにいたい」
だから、新しく迎えた小犬はケノン(ギリシャ語で「ゼロ」、「無」)と名付けました。
来年も、ケノンに恥ずかしくない一年にしていきたいと思っています。