私たちは、宇宙のチリがたまたま命を得て生まれた星屑に過ぎません。
期待に応えようとか、価値ある人生を手に入れたいとか、ひとかどの人物たらんと、あがく必要は無いのです。
星屑から生まれ、星屑に還っていくしかない私たちが、不安や孤独から解消され、「幸せだなぁ」と思って生きていくためには、「与える」豊かさを思い出させ、無条件の愛を返してくれる“小さき者”が不可欠です。
ところが、利益を奪い合い、競い合って強者となることが賞賛される社会では、“小さき者”は排除され、言葉を発することもはばかられます。
そうして飲み込まれた悲しみや怒りは、やがて恨みに変わり、犠牲者を生み、不幸の連鎖となっていきます。
そんな悲しい生き方が少しでも減り、この世に生を受けた星屑が「世界でたったひとつの宝物」として光輝くことができるよう、カウンセラーとして、ジャーナリストとして“小さき者”のささやきを拾い続け、みなさまに伝えていきたいと考えています。